本棚の神様 (クイーンズコミックス)
Amazonで詳しく見る by G-Tools
イメージ画像が無い上にまたもレビューすら無い…
って事でイメージ投下。
けどこれかなりいい作品でした。感涙。
作り的には以前紹介した『
少女漫画』みたいなタイアップ?オムニバス漫画です。
ただ今回は漫画ではなくて小説です。
☆杜子春(芥川龍之介)
☆黄金風景(太宰治)
☆ガラスの動物園(T・ウィリアムズ)
☆山姥(野上弥生子)
☆風立ちぬ(堀辰雄)
☆定本 八木重吉詩集(八木重吉)
☆人形の家(イプセン)
杜子春は教科書に載るほどの古典名作ですが、このような漫画に出てくるとは思いませんでした。
全作品ひとつひとつ感動する作品なのですがここでは特に気に入った1作を。
☆定本 八木重吉詩集☆から--コラムより引用--
くものある日
くもは かなしい
くものない日
そらは さびしい (雲)
本編の主人公は、不誠実な夫と離婚して懸命に娘との暮らしを守っています。
生活に追われ、心の余裕も失ってるとき、重吉の詩と出会いました。
目を凝らして、いたるところにある美しいものを拾い集め、「少しずつでも幸せになりたい」と、
主人公に思わせた重吉の詩。
上記の詩は本作中に出てこないですが、他に胸を打つ詩が出てきます。
何気ない日常は気持ち一つで素敵に彩る事が出来るんだなぁと思い得ます。
興味のある方は是非一読を!損は無いです!